アンタッチャブルの男

柳生但馬守宗矩(徳川将軍家御指南役)がビビった男がいた!?

時は江戸初期
柳生但馬守宗矩がある男の剣術を
一見したい所望した。

その男は承諾し
独り柳生の家に出向き
但馬守に相手をと申し出たが

但馬は息子の十兵衛三巌に
相手をするように言いつける。

十兵衛その相手と対峙しただけで
自ら木刀を捨て

「〇〇殿の術は水月の如し、
我が太刀の打ち出すべき処がない」

次に柳生兵庫が立ち向かおうとすると
〇〇はそれを差し止めて

「但馬殿のお言葉は、拙者の剣術を御一見の上で
仕合をされようとの御了見ではない、
御一同の方々や門人衆の術の深浅を
試してくれよとのご依頼であるう。

しからば

一人試むるも大勢一度に試むるも
同じでござる。
故に各々方、三人でも、五人でも
一度にかかって遠慮なく拙者をお打ちくだされ。

左様いたさば拙者の術の程も各々方にわかり、
各々方の技の程も拙者において
一目瞭然となる次第でござる」

早い話が
ザコはまとめてかかってこい

って

これを聞いて気分が良いハズもない、
プライドを痛く傷つけられた
柳生兵庫と門下の木村助九郎、村田与三、出渕平八の
四人が進み出て、

〇〇の前後左右よりかかり
折よくば〇〇を打ち殺さんとする気色がある。

そのとき〇〇の妙術のただならぬ事を
見て取った宗矩と十兵衛は

〇〇の見えざる攻撃の目標が
兵庫に覆いかぶさるのを感知した。

このままでは兵庫は殺される恐れがある、

そこで宗矩と十兵衛は同時に叫んだ。

「待て兵庫!
門人達は格別に気合を入れてかかれ。
しかし兵庫は控えて〇〇殿の術を見よ!」

かくて三人の門弟が
〇〇の前と左右より向かった。
誠に不思議な事が次に起った。

正面からかかっていた助九郎は、
見えざる影のように忍び寄った
〇〇に瞬時に木刀を奪われ、

アっという間に丸腰にされてしまった。

〇〇は奪い取った木刀で、
左からかかった村田与三が打ち出そうとする
両手を未発に抑えて働かせず、

この〇〇を右後ろより打たんと
上段から振り下ろした出渕平八の木刀の下を
くぐって平八の両手を抑え、

今一度打たんとする〇〇に重なるように
後ろに廻った与三は、

〇〇めがけて振り下ろした平八の木刀に
したたかに打たれ、

後ろに気絶してしまった。

平八の狙い定めた攻撃は〇〇には
かすりもしなかったのである。

人々は驚いて与三を介抱する中で
〇〇笑って

「村田氏は思わぬお怪我をなされたな。
しかし味方打ち故、拙者の不調法とも申されぬ」

その後、
宗矩が門人たちに質ねたところ、
門人たち曰く

「〇〇先生の致し方、
ただを切り雲を掴むが如くでございます。
たまたま木刀に当たりますると
跳ね返されて持たえられませぬ。

名人というのがあれでございましょう。
でなければ世にいう
魔法使いと申すよりほかはございませぬ」

この男の名を小野次郎右衛門忠明という

後日、十兵衛三巌は忠明の妙術に感心し、
村田与三とともに密かに忠明の道場を訪ねて

「願わくば、我が足らざる所をご教示くだされ」

忠明は喜んでその術を授け、
両名それより初めて技が精妙の域に達したという。

 

この術を現代において再現できて
しかもそのやり方まで教われたとしたら

・・・

あなたは教わりたいと思いませんか?

 

 

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